コラム

2022.04.24 リノベデザイン リノベのコツ リノベの費用 不動産

リノベーションで起こりうる失敗とは?成功させるためのポイント

リノベーションを検討しているものの、「予算が膨大になってしまうのではないか」、「物件選びで失敗してしまうのではないか」などの不安を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
リノベーションで失敗しないためにはいくつかのポイントがあり、事前に知識を蓄えておくことで、リノベーションの失敗を回避することができます。

どのような失敗事例があるのか、またその対策や注意点はどのようなものなのか、さらには皆様が安心して理想の住まいを手に入れるためのリノベーションを叶える方法を解説いたします。

 

リノベーションで起こりうる失敗の例

予算についての失敗

リノベーションは実現する内容によってかかってくる費用が大きく異なり、最終的に予算で失敗してしまうケースが存在します。

フルリノベーションのような全面的なリノベーションと、キッチンや床材、洗面台などの部分的なリノベーションとでは費用が異なるイメージを持ちやすいと思いますが、細部までこだわり始めると、打ち合わせの段階で着手したい箇所や要望が膨らみ、予算オーバーとなってしまうこともあります。

予算と相談しながら実施するリノベーション内容を決めていくことが必要です。

 

物件選びについての失敗

一般的に、古い物件の方が価格を抑えやすいとされていますが、床下や配管の劣化が見つかり、別途工事が必要になるケースがあります。実際に物件を購入し、工事を始めてから劣化が見つかった場合は予定以上の工期や追加費用がかかるリスクが生じます。

また、マンションの場合はリノベーションできる範囲に制約があるケースが多いため、実施したい内容のリノベーションが叶えられないこともあります。たとえば、玄関ドア、インターホン、窓、バルコニーなどの共用部分と呼ばれる箇所は施工主側でのリノベーションができないことが一般的です。
他に気をつけなければいけないのが、マンションの構造によっては間取りの変更が行えないケースです。壁式構造と呼ばれる構造での施工を行っているマンションは、壁で建物を支えているため、壁の取り壊しや入れ替えが難しいことが多いです。

物件を選ぶ際には築年数や耐震性などを確認する方が大半だと思いますが、それに加えて間取りの変更が行えるのか、どこまでの範囲をリノベーションできるのかなどの管理規約を確認することや業者に事前に確認することが必要です。
特に中古マンションなどの共用部分がある物件については必ず管理規約を確認するようにしましょう。

 

リノベーション業者選びについての失敗

リノベーションに失敗したと感じる原因の1つに、依頼する業者の選択を間違えてしまったことも挙げられます。
業者とうまく意思疎通が取れず、希望が正しく伝わらないことで仕上がりが想像していた物件にならないことや、自分と担当者との相性が悪く、イメージを理解してもらうのに時間がかかってしまうこと、さらには物件の施工中にトラブルが発生してもすぐに対応がされないことなど業者によって様々です。

相性や普段の対応スピードなどを見た上で業者の最終決定を行うのが望ましいです。
業者の選定についてはリノベーションだけではなく、物件の購入やリフォームなど全てにおいて重要です。

 

リノベーション計画についての失敗

完成後や住み始めてから気づくことになりますが、リノベーション前の段階で実際に済むときのイメージが足りておらず、将来的に住みにくい家になってしまうケースも存在します。SNSや業者のHPの事例など魅力的な参考物件が多いため、良いところ取りをしすぎてしまい、想像以上に個性的な空間になり生活するには不便となってしまった例などが挙げられます。

また、部屋の雰囲気を変えすぎてしまい、これまで使用していたインテリアが合わなくなることやお洒落な空間を目指した結果、生活に必要な間取りが足りなくなってしまうことなどがあります。
例えば、開放的なリビングに憧れ、寝室の数を減らしリビングを大きくしたが生活してみると十分な部屋数が確保できていなかったなどのケースも起こりうるものです。

 

リノベーションで失敗しないためのポイント

リノベーションの打ち合わせは入念に行う

リノベーションを行う際にはプランを考えるためにも業者との打ち合わせが大切です。
どのような物件にしたいのかをしっかりと共有し、打ち合わせを重ねることで理想のリノベーションのイメージが固まります。物件の理想だけではなくどのようなライフプランとしたいのかまで共有できるとよりイメージに近いリノベーションを叶えられます。

また、リノベーションの内容に不安や疑問があるときは事前に解消できるよう相談をすることも必要です。業者はリノベーションのプロなので、叶えたい要望に対してのアドバイスやデメリットなどを引き出せるように打ち合わせを行いましょう。

 

物件選びでは見えない箇所の状態も確認する

築浅中古物件のような見た目がきれいな物件も、目に見えない箇所である配管や床下・天井裏などの老朽化が進んでいる可能性があります。
老朽化が進行している物件は別途修繕工事が必要になるため、予算オーバーに繋がりかねません。目に見えるキッチンやトイレなどの設備がきれいだとしても注意が必要です。目に見えない問題にまで気を配りチェックすることで物件購入の失敗のリスクを回避しましょう。

また、物件探しをする際には、過去の修繕履歴や今後の修繕予定を把握しておくことが必要です。
それでも不安なときは施工会社とともに現地調査を行ったり、住宅診断(ホームインスペクション)に依頼し、状態を確認してもらうことも可能です。

 

複数の業者から見積もりをもらって比較する

リノベーションにかかる費用は業者によっても大きく変化するため、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。特にその中でも限られた予算内で実現したいことを形にしてくれるリノベーション業者を選定することで理想のリノベーションに近づけることができます。

ただし見積もりを複数依頼する際には同一の条件で依頼をすることが重要です。
実現した内容と予算を正確に伝えた上でどのくらいの見積もりとなるのか、また、叶えられる範囲を確認することで納得のいく業者の選定を行いましょう。

また人気な業者や友人から紹介してもらった業者にも見積もりを取ってみるのも有効な手段です。

リノベーションを成功させるために準備しておきたいこと

リノベーションの目的や実施したいことを明確にする

理想のリノベーションを叶えるためにはリノベーションの目的や行う箇所を明らかにしておくことが必要です。

現在の家や暮らしの中で感じている不満から、リノベーションしたい箇所を考えることでより鮮明にリノベーションのイメージを持つことができます。 リノベーションを行う目的や箇所を洗い出せたあとは、優先順位を定めることが重要です。定めた優先順位と予算に応じて、リノベーションを行う際の判断基準とすることができます。

 

施工事例を見てイメージを膨らませる

自社が施工したリノベーション事例をWebサイトにて公開している会社も多いため、施工前後の写真やリノベーションのコンセプト、費用などを確認することができます。 実現したい内容と似ている施工事例を見ることで、内装や間取りの具体的なイメージを持ちやすくなります。

施工イメージがあると業者との打ち合わせもよりスムーズに進むため、なるべく複数の事例を見て、行いたいリノベーションに近い事例をいくつかピックアップしておくと良いです。

 

「リノベーションで後悔しないために」

リノベーションは夢のあるものですが、しっかりと段階を踏まなければ「失敗した」と感じてしまうこともあります。物件選びや会社選び、さらにはリノベーションの内容や設計の際に気をつけなければならない内容をしっかりと確認し、後悔しないリノベーションを行い、快適な生活を送りましょう

 

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