コラム
2022.03.08 LDK リノベのコツ リノベの費用 リビング
リビングのリフォーム事例5選│実施前に押さえたいポイントは?
目次
リビングは家の中核を担う場であり、理想の住まいを追求する上で重要な場です。
「開放的な空間にしたい」、「光があふれる空間にしたい」などリビングに求める要素は人によって異なり、コンセプトに沿ったリフォーム(リノベーション)を行うことで理想の住まいを手に入れられます。
この記事では実例を紹介しながらリビングをリフォームするにあたり重要なポイントを解説いたします。
リビングのリフォーム(リノベーション)で実現できること
和室とリビングの一体化
中古マンションや一戸建ての間取りで一般的によく見る間取りとして、リビングに和室もしくは洋室(寝室)が隣接しているケースがあります。この場合、併設している和室をフローリングに変更し、扉や間仕切りを取り払うことで開放的なリビング空間を創出することができます。
また和室で使用している素材を、リビングの床材やクロスと合わせることでリビング全体に統一感を出すことができます。
キッチンも含めた間取り変更
リビングとダイニング、キッチンをひとつながりにすることも可能です。キッチンにある仕切りや壁を取り払い、オープンキッチンに変更することで、開放的なLDKをプランニングすることができます。開放感のあるつくりで、料理をしながらリビングを見渡すことができ、人気のプランニングとなっております。
キッチンのリフォーム方法は多岐に渡ります。どのようなライフスタイルにしたいかによって選択すべき形も変わってくるため、施工例を参考に詳細を確認してみてください。
キッチンをリノベーションするときのポイントは?おしゃれな事例付き。
壁紙や床の一新
壁紙や床をリフォームすることで、リビングの印象を大きく変えることも可能です。壁紙や床の色は部屋の全体的な雰囲気を変えるため重要な要素になります。
例えば、白を貴重にした壁紙には部屋を明るく見せる効果や視覚的に広く見せるメリットがあります。反対にグレーなどの寒色を一部の壁や天井にアクセントクロスとして一部設置すると引き締まった印象を与えるリビングになります。真っ白だと落ち着かないというイメージをお持ちの方にはオフホワイトやアイボリーなどのカラーがおすすめです。
壁紙は種類も豊富で、一般的に使用されるビニールクロスや漆喰、珪藻土など幅広くお選びいただけます。リフォームイメージやご希望の価格に合わせてプランニングすると良いです。
またお手持ちのインテリアや購入の予定の家具に合わせて、壁紙や床などの内装色合いを揃えることでより統一感のあるリビングが演出できます。特に壁紙や床材はさまざまな種類があるため好みに合わせたカスタムが可能です。
壁紙や床の施工はリフォーム内容によって総額だけでなく工期も異なるので、リフォーム業者に相談した上で無理のないスケジュールを組むことをおすすめします。
リビングを含めて具体的なリフォーム費用の相場や目安が知りたい方はこちらもご確認ください。
リノベーション費用の相場を施工事例付きで解説|総額を抑えるには?
費用相場を確認した上で理想的なリフォームをご検討ください。
リビングをリフォーム(リノベーション)した事例集とお客様の声
リビングをリフォームしたお客様の声①
空間を広く取り、大きなホームシアターやオープンなキッチンや和スペースを設けたいというご要望をお受けし、リフォームを行いました。 元々リビング、ダイニングと2部屋に区切られていた空間を1つにし、和室も扉を付けず、つながりのある開放的なリビングを演出しました。
キッチンも閉鎖的な空間からオープンな空間へと変更し、造作のモルタルが目を引くモダンテイストな印象のキッチンとしております。
リビングをリフォームしたお客様の声②
和室を無くし、リビング空間を広くしたいという要望に沿って、区切られていた和室をLDKの一つの間取りに変更。キッチンは対面式のキッチンに変更することでいつでも家族の様子を見ることのできる間取りへ。
こだわりは無垢フローリングのヘリンボーン柄を採用し、自然素材の温かみを感じつつ、おしゃれな空間を演出しています。
リビングをリフォームしたお客様の声③
収納の充実や家電を隠すために元々は対面キッチンであったものを壁付キッチンに変更し、ライフスタイルに合わせた設計に変更。さらに圧迫感のない程度のカップボードを設置することで家電を隠しつつ、使い勝手の良いプランニングとしております。
広々としたリビングには、居室との仕切りに造作の引き戸の採用や給気口周りにアクセントタイルを設置し、こだわりのある空間を演出しています。
また玄関へとつながる廊下にはドアを設けないことでより開放的なリビング空間となっております。
リビングをリフォームしたお客様の声④
キッチンにいながらも家族を感じられるリビングにするために、吊戸棚を撤去し開放的な空間に変更。つながりをより感じるためにアクセントのメトロタイルを腰壁はサイドの壁面も含めて全面タイル仕様にし、特徴的なキッチンスペースを演出しました。
また予算と相談しながら希望されていた収納兼ワークスペースをラーチ材の収納とワークデスクで造作しております。
リビングをリフォームしたお客様の声⑤
LIXILメンバーズコンテスト2016にてリフォーム大賞をいただいた施工事例です。
LDKのつながりや風や光を感じられる空間にしたいとのご要望を受け、和室を解体し、窓から室内に採光を取り入れることのできる空間を演出。キッチンはアイラインドキッチンを採用し、料理中も家族と会話ができるように。
また旦那様のこだわりの「土間空間」を設計のコンセプトに据え、素材感の楽しめるLDKとしました。
リビングをリフォーム(リノベーション)する前に押さえておきたいポイント
生活動線に配慮する
ライフスタイルにあった暮らしやすいリビングを実現するために生活動線に配慮した間取りが大切です。
例えばリビング内の移動がしづらい設計になっていると、家事をする際に不便に感じてしまう可能性があります。例えばリビングとダイニングの間に段差を設けるプランなどもございますが、バリアフリーの観点では将来的に使いづらいと感じるかもしれません。
暮らしやすいかどうかは住んでみるまでは判断が難しいものの、間取り図に線を引いて生活動線をシミュレーションしてみることで暮らしやすい生活動線になっているかどうかをみることができます。ぜひ実践してみてください。
特に家事をされることが多い方の意見を中心に反映できたプランにできると安心です。
家族の要望や理想をヒアリングする
間取りの設計を行う際には家族の意見も参考にしつつ、設計することが重要です。
特にリビングは家族全員が集う憩いの空間のため、家に住む家族全員が過ごしやすいと感じるつくりにすることが快適な生活を送る上で大切になってきます。
また間取りだけでなく機能面も家族の意見を聞いておくことで必要な機能がわかるようになります。
例えばリビングでよくあるものでは床暖房の設置有無などがよく検討されます。 リフォームを検討する際には一緒に住む家族の意見も間取りに反映させた上でのプランニングをしてはいかがでしょうか。
建物の構造を確認する
建物の構造によってはリフォームが難しいケースもあります。
特にマンションリフォームの際は注意が必要で、ラーメン構造であれば比較的自由にプランニングができるものの、壁式構造の場合は間取り変更できる範囲に制限が設けられており、既存の壁の位置の変更や、壁の撤去が叶わないことが多いです。
また注意点として、マンションは管理規約によりリフォーム(リノベーション)に関するルールが定められている場合が多いため、実施したいリフォーム(リノベーション)内容がルール違反にならないか事前に確認することが必要です。
もしわからない場合は工事予定の施工会社やマンションの管理人などに聞くことをおすすめします。
「理想のライフスタイルに合ったリビング空間を」
家族全員が集まるリビングは家の中核となる場所です。人によっては家族の憩いの場としてのリビングだけではなく、人を招待し楽しませることができるようなリビングにする方もいらっしゃるかもしれません。
自身の理想とするライフスタイルに沿ったリビング計画を立てリフォームを行うことでより年数を重ねても快適に過ごせる住まいを手にしてみてはいかがでしょうか。
FINDではリビングのリフォーム相談はもちろんのことながら、全面リフォーム(フルリノベーション)やキッチンリフォームや洗面所リフォームなどの部分リフォームのご相談を承っております。
住宅について幅広くサポートしておりますので、お困りごとがございましたらぜひお気軽に無料相談やお見積りをご依頼ください。